2020年6月14日日曜日

萬翠莊




松山市中心部の城山の麓に位置し、深い緑と静けさが建物を際だたせている。大正11年に松山藩主の松平定謨氏の別邸として、木子七郎の設計で建てられた。外観はフランス風だが内装は迎賓館を思わせる造りで、旧藩主の偉容を今に伝えている。現在は愛媛県立美術館分館・郷土美術館として利用されている。

愛媛県松山市一番町3丁目 大正11(1922)年

2020年6月7日日曜日

佐田岬灯台



岬の付け根から先端まで50kmを超す日本一長い佐田岬。眼下に瀬戸内海と宇和海を見下ろせる風光明媚なドライブコースの先端にそびえ立つ白亜の佐田岬灯台。豊予海峡を挟んで九州の大分県・佐賀関まで直線で15kmしかなく、天気が良ければ九州の山並みまで見渡せます。平成10年に「日本の灯台50選」に選ばれました。

愛媛県西宇和郡伊方町正野 大正7(1918)年


2020年6月1日月曜日

上浦・樋の輪跡


海岸線と塩田跡が接する堤防沿いに築かれた石積建造物。塩田の余水排出を主な目的として築かれ、その外側を半円状に張り出した延長8.5メートルの石造壁が、海水の出を確保しつつ風浪による樋の損傷を防ぐ。瀬戸内海の島嶼部では、古くから製塩業が盛んであった事から入浜式塩田の石積みや堤防、樋の輪が今も残り、懐かしい瀬戸内独特の景観を醸し出している。国の指定登録有形文化財

愛媛県今治市上浦町井口 明治10(1877)年頃

2020年5月25日月曜日

美保の海岸護岸

美保の海岸護岸は全長約570m、高さ約1.5m。埋立て工事により現在は海岸ではないが、保存状態の良い人造石工法の防波堤がある。工事を担当したのは「長七たたき」という、水中で固まる人造石を発明した服部長七。大浜漁港湊地区にも明治21年頃の全長約110mの巻石防波堤が残る。

愛媛県今治市美保町 明治20(1887)年頃

2020年5月17日日曜日

落合橋




玉川町の蒼社川上流に架かる落合橋は、長谷地区と鬼原地区を結ぶコンクリート造開腹アーチ橋。最近は利用者も減り目立たない存在だが、現代の橋に比べると造形美に優れ、欄干や親柱の意匠に凝り、どこか懐かしさを感じる。春には桜の花と渓谷のせせらぎが、橋の魅力を一層引き立ててくれる。

愛媛県今治市玉川町 昭和12(1937)年

2020年5月10日日曜日

旧別子住友倶楽部



住友関連企業の福利更生施設として建てられ、迎賓館的な場として活用されました。ステンドグラス窓の応接間や、星越山を背景に広大な庭園としゃれた建物は、歴史と文化の発信地として親しまれてきました。平成2年からは、住友金属鉱山の多目的研修施設として現在も活用されています。平成21年には改修工事が行われ「星越館」として生まれ変わりました。

愛媛県新居浜市王子町 昭和11(1936)年

2020年5月4日月曜日

松山地方気象台



松山地方気象台(旧愛媛県立松山測候所)は戦争遺産のひとつで、現在も気象台として稼動している。2階バルコニーと3階の大時計があった場所などに細かな装飾が見られる。戦時中は建物を隠すため黒く塗られていたが、昭和41年に元の色に戻された。国の登録有形文化財。

愛媛県松山市北持田町 昭和3(1928)年