2020年6月1日月曜日

上浦・樋の輪跡


海岸線と塩田跡が接する堤防沿いに築かれた石積建造物。塩田の余水排出を主な目的として築かれ、その外側を半円状に張り出した延長8.5メートルの石造壁が、海水の出を確保しつつ風浪による樋の損傷を防ぐ。瀬戸内海の島嶼部では、古くから製塩業が盛んであった事から入浜式塩田の石積みや堤防、樋の輪が今も残り、懐かしい瀬戸内独特の景観を醸し出している。国の指定登録有形文化財

愛媛県今治市上浦町井口 明治10(1877)年頃

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