2024年2月24日土曜日

旧新谷銀行


新谷銀行は明治29年に設立され、昭和3年に大洲銀行となり昭和9年に豫洲銀行になった。詳しいことは不明。現在はタクシー会社と洋服店が入っている。江戸時代に大洲藩の支藩・新谷藩1万石の陣屋町として発展した新谷町には、今なお町人町の風景が残り、陣屋の遺構や武家屋敷、藩の会所の土蔵、藩札収蔵庫(金蔵)などが現存する。

愛媛県大洲市新谷町 明治29(1896)年

2024年2月17日土曜日

田瀧消防ポンプ蔵置所


上の文字が右から左になっていることから戦前の建物と思われる。隣に西条市消防団徳田分団第1部消防ポンプ蔵置所があり、現在の活動はそちらで行われているようだ。因みに消防団とは火災や災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、消火活動や救助活動を行う非常勤特別職の地方公務員で、それぞれの職業を持つ地域住民が「自分たちの地域は自分たちで守る」という郷土愛護の精神に基づき、本人の自由意志で入団した集団のこと。

愛媛県西条市丹原町 不明(戦前?)

2024年2月10日土曜日

芸予要塞・小島砲台跡



小島は波止浜港から定期船で10分のところにある文字通り小さな島だ。日露戦争当時、この島にロシア艦隊の来襲に備えて北部・中部・南部砲台のほか、司令塔、弾薬庫、火力発電所、地下兵舎などが設置され、砲台には榴弾砲、加農砲、速射砲などが設置された。しかし豊予要塞の完成などにより使用されることなく1924年に要塞が廃止、その後、砲台は軍用機の爆撃演習の目標とされ、のち地元に払い下げられた。なお日露戦争時には小島から28cm榴弾砲6門が旅順などに送られ、2門が旅順要塞攻撃に用いられたとされる。1970年以降、地元住民らの尽力により砲台跡地への道路整備や管理が行われ砲台跡には徒歩で行くことができる。2001年にはわが国に現存する最大級かつ保存状態のよい明治期の石造砲台として、土木学会の選奨土木遺産に認定された。小島の船着き場には、NHKドラマ「坂の上の雲」で使用された28cm榴弾砲の原寸大レプリカが展示されている。また春には遊歩道(かつての軍道)に植えられた椿のトンネルをくぐって、自然と歴史の散策が楽しめる。

愛媛県今治市小島 明治33(1900)年

2024年2月3日土曜日

太鼓橋

別子銅山の下部鉄道跡を跨ぐRC開腹アーチ橋で、橋の上からは星越トンネルと星越駅が見下ろせる。かつては山田住宅と新居浜選鉱場(大正14年稼働)を通勤する社員で賑わったであろう。平成21年に選鉱場が操業停止になり、現在は橋より先は立入禁止になっている。

愛媛県新居浜市王子町 大正13(1924)年

2024年1月27日土曜日

旧久松定謨伯爵別邸(萬翠莊)倉庫


萬翠莊と同時期に建てられたと推測される。1979年からは愛媛県立美術館分館郷土美術館として芸術作品の展示会に使用していたが、現在は廃止されているようだ。

愛媛県松山市一番町 大正11(1922)年頃

2024年1月20日土曜日

岩松のレトロな建物

洒落た洋風の入口を持つ楠本畳店。元は医院だったようで、玄関周りに当時の姿を残している。


令和5年12月15日に宇和島市津島町岩松の町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。江戸時代より物資の集積地として発展し、製蝋業や酒造業で栄えた岩松地区には、大正から昭和初期にかけてのレトロな建物が今も残されている。

愛媛県宇和島市津島町岩松 大正時代~昭和初期

2024年1月13日土曜日

伊予鉄道横河原駅

伊予鉄道横河原線の終着駅で木造平屋、切妻屋根の駅舎だった。伊予鉄道横河原線が平井河原駅から小野川を渡り、延伸して明治32年に同駅が開業した。東予方面や桜三里経由の物資輸送が格段に効率化され、開業時には馬車や荷車など、人や物資、また情報交流の拠点として賑わった。平成28年に新駅舎が完成した。

愛媛県東温市横河原 明治32(1899)年