2023年11月18日土曜日

予讃線・加茂川橋梁

伊予西条~石鎚山間にかかる5連のトラスが美しい鉄道橋。250m以上もある加茂川を渡るため、予讃線では珍しい下路プラットトラス橋が用いられた。

愛媛県西条市 大正12(1923)年

2023年11月11日土曜日

旧川之石浦庄屋二宮家住宅石塀


この地域で産出される青石の自然石を鋭角に積む「落としづき」という技法で作られた、現在では新造や再現が困難な貴重なもので防火用に設置された。平成14年に国登録有形文化財に登録されている。また土蔵は文久2(1862)年に建築された旧川之石庄屋跡で、3mを超える青石の灯籠と井戸が残り、藩政時代に庄屋を務めた「二宮家」の歴史を今に伝えている。

愛媛県八幡浜市保内町川之石 江戸時代末期

2023年11月4日土曜日

旧端出場水力発電所



マイントピア別子の対岸にひっそりと佇む赤レンガの建物が、工業都市・新居浜の基盤づくりに大きな役割を果たした別子銅山の旧端出場水力発電所だ。端出場の急斜面を生かした水力発電所で、東洋一の597m落差の水圧鉄管を使用して当時世界一と言われた20㎞の海底ケーブルで四阪島製錬所まで送電を行った。煉瓦造りのモダンな建屋外部、内部には当時最新鋭だったドイツのシーメンス社製の発電機も保存されている。平成30年度から耐震補強など改修を行い、現在は一般に公開されている。国の登録有形文化財。写真は改修前。

愛媛県新居浜市立川町 明治45(1912)年

2023年10月28日土曜日

旧内子警察署



白壁の街で有名な八日市・護国地区にある旧内子警察署は、昭和レトロな木造2階建の擬洋風建築物だ。昭和55年から平成15年まで内子町立図書館として、その後はイベントなどに使われていたが、平成25年からは内子町ビジターセンターとして再生。内子の旬な見どころや穴場スポットなどをスタッフが丁寧に対応してくれる総合観光案内所と休憩所になっている。2階は町民による展示会や写真展などが行われている。

愛媛県喜多郡内子町内子  昭和11(1936)年 

図書館だったころ

2023年10月21日土曜日

旧石崎船渠造船所(現角田造船所)第二工場ドック


現在の角田造船所には、明治末期に建造された石造りのドライドック(乾船渠)が二基残されている。当時すでに県内には波止浜船渠造船所にドライドックがあったが、石崎船渠造船所創業者の石崎金久は、波止浜に次いで海運や造船の盛んだった三津浜に近代的な造船設備のドライドックを導入したという。今なお現役で活躍する施設であり、愛媛の近代化産業遺産に認定されている。

愛媛県松山市港山町 明治末期

2023年10月14日土曜日

遊子水荷浦の段畑


「耕して天に至る」と形容される遊子水荷浦の段々畑は、山の急斜面に石垣を積み上げて造られた階段状の畑地だ。頂上は海抜80mにも及び、下から見上げるとまるで天に上る階段のようだ。陽当たりがよく石垣の温熱効果で作物がよく育つといわれ、眼前に広がる宇和海の美しさと相まって人々の知恵が造りあげた景観美で、「日本農村百景」や「国の重要文化的景観」にも選定された。まさに絶景である。

愛媛県宇和島市遊子 江戸時代

2023年10月7日土曜日

星越の西洋人住宅


別子銅山の煙害問題を解決するため雇い入れた外国人技術者のために建てられた西洋住宅2棟が今も残っている。外国人でも住みやすいよう、タイル張りの台所にサンルームやバルコニーもついた豪華な2階建て住宅で、当時は平屋だけだった山田住宅の中にあって異彩を放っていた。のちに若手社員の寮になっていたが、現在は新居浜市に寄贈されている。ぜひ一般公開してほしい。

愛媛県新居浜市星越町 昭和14(1939)年