2023年11月4日土曜日

旧端出場水力発電所



マイントピア別子の対岸にひっそりと佇む赤レンガの建物が、工業都市・新居浜の基盤づくりに大きな役割を果たした別子銅山の旧端出場水力発電所だ。端出場の急斜面を生かした水力発電所で、東洋一の597m落差の水圧鉄管を使用して当時世界一と言われた20㎞の海底ケーブルで四阪島製錬所まで送電を行った。煉瓦造りのモダンな建屋外部、内部には当時最新鋭だったドイツのシーメンス社製の発電機も保存されている。平成30年度から耐震補強など改修を行い、現在は一般に公開されている。国の登録有形文化財。写真は改修前。

愛媛県新居浜市立川町 明治45(1912)年

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