2022年8月14日日曜日

旧東予市の奉安殿

奉安殿(ほうあんでん)とは、戦前の日本において天皇と皇后の写真(御真影)と教育勅語を納めていた建物で、戦前の学校に必ず設置されていた。戦後はGHQにより廃止され全国から姿を消したが、西条市にはその奉安殿が5つ残っている。今回は旧東予市の2つの奉安殿を紹介したい。

喜多台にある藤森荒魂神社の神明造の本殿は、壬生川小学校にあった奉安殿を取り壊す際に部落が譲り受けて移築したもの。藤森荒魂神社は毎年4月下旬から5月上旬頃に、藤の花が見頃を迎える名所だ。

もうひとつの奉安殿は北条の大気味神社の境内にある。戦後放置されていたものを譲り受け、現在は多賀乃宮として使用されている。あの饅頭でおなじみの「きざえもん狸」の話でも有名な神社でもある。

愛媛県西条市(旧東予市) 昭和10(1935)年代

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