2022年2月26日土曜日

山根収銅所


第四通洞から排出された約3トンの坑水がここに流れてくると、交互になだらかな傾斜をつけた鉄のクズを入れた槽とスギの葉を入れた槽を通り、銅イオン水(有毒)を鉄イオンに置き換え、銅を回収するとともに石灰で中和して水を無害化処理していた。その水は再び鉱山鉄道の坑水路を通り、星越の選鉱所で水質チェックした後、海に放流されていた。なお現在も水質管理の目的で稼動しており、その様子は内宮神社の石段の途中から見られる。

愛媛県新居浜市山根町 明治38(1905)年

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