2022年2月12日土曜日

宇和島駅の扇形機関庫と転車台



扇形機関庫とは転車台を中心として構築された扇形の格納庫のことで、昔の蒸気機関車は前後があったため、進行方向を変えるときに機関車の向きを変える必要があった。そのため多くの駅に転車台があった。
扇形機関庫は機関車の整備や点検をする際に、分岐器の数や設置面積を大幅に節約できるため、多くの機関区で用いられた。鉄骨部には古レールが再利用されている。最近このスペースはギャラリーやイベントに使われている。なお扇形庫と転車台がともに現存するのは四国地方では宇和島だけ。

愛媛県宇和島市錦町 昭和16(1941)年


0 件のコメント:

コメントを投稿