2020年2月25日火曜日

岩屋寺大師堂


四国霊場45番札所の従前の岩屋寺大師堂は明治31年に焼失。再建された大師堂は、四角錐の屋根が特徴の宝形造で屋根は銅板葺き。寺院建築の伝統にとらわれず向拝柱にエンタシス、柱頭部にバラとドレーブ装飾を施すなど、細部に西洋建築の手法も取り入れた価値の高い建築物として、国の重要文化財に認定されている。まさに自然と時代の融合、近代化遺産の象徴といえる。周辺は礫岩数峰が聳え立ち、至る所に洞窟がある。

愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥 大正9(1920)年

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