2024年5月25日土曜日

豊予要塞弾磨き鍛造所


佐田岬駐車場近くにあった廃屋は、砲弾の維持管理(弾磨き)を行う場所で、ここで雇われた民間人がビール瓶くらいの弾を磨いていたそうだ。戦後は払い下げられて民家となり、その後は写真のような廃屋状態になっていた。日本で唯一残された木造の弾磨き鍛造所という戦争遺跡だったが、現在は取り壊されているらしい。

愛媛県西宇和郡伊方町正野 大正15(1926)年

2024年5月18日土曜日

伊予市の近代建築



つたや旅館 昭和初期の豪商の邸宅を改装した和洋折衷のレトロな旅館

山惣商店は文久元年(1861年)に旅籠として建築された

宮内邸は江戸初期に郡中灘町を拓いた宮内小三郎の家

 

2024年5月11日土曜日

小松橋



令和8年に100歳を迎える小松橋は、鉄筋コンクリート造りの桁橋で橋長28.6m、幅員5m。クラシック様式の非常にモダンなデザインで、桁と桁を結ぶ橋桁は緩やかなアーチを描くなど意匠的な工夫が随所にみられる。また親柱の上には高々と明かりが取り付けられ、城下町の西端に位置する入口門であったことが伺える。

愛媛県西条市小松町新屋敷 大正15(1926)年

2024年5月4日土曜日

岩城郷土館(旧三浦邸)

江戸時代に重要な港としての役割を果たしていた岩城島には、松山藩の島本陣とされた「三浦邸」が置かれていた。三浦邸は塩田開発や回船業で繁盛した豪商で、藩の公的な接待の場所としてその邸宅が使われた。部屋の間取りや庭園などに島本陣としての風格をうかがわせる貴重な建物だ。大正・昭和期には若山牧水・吉井勇が訪れ歌を残している。昭和52年に御成門や主賓の間、畳敷きの便所などが修復され郷土館として開館した。

愛媛県越智郡上島町岩城 江戸時代