2023年8月5日土曜日

八幡濱第一防空壕





太平洋戦争以前に作られた四国最初の本格的な防空壕が八幡浜市に残っている。八幡浜市では大規模な空襲はなかったものの、何度か米軍機の機銃掃射などで市民の退避に使われた。また病院の薬品庫としても利用された。戦後、壕の前に貝ボタン工場が建てられ、忘れられた存在になっていたが、平成13年に撤去され壕の入り口が再び姿を現した。現在は住民有志が協力して管理して、見学希望者に開放してくれている。戦後78年が経ち戦争遺産が風化してゆく中、次の世代に語り継ぎたい「もの言わぬ語り部」である。

愛媛県八幡浜市松本町 昭和16(1941)年

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