2023年3月18日土曜日

倉敷紡績北条工場





北条港から工場までの道は「クラボウ通り」と呼ばれ、北条の工業の発展を担ってきたが、2013年6月をもって閉鎖。跡地ではソーラー発電事業を行っている。

倉敷紡績創立50周年事業として立岩川の河口南の瀬戸内海に面して建てられた。約3万坪の広い敷地を持ち、電線を地中化するなど当時としては近代化の最先端の設備を誇った。国家統制令に伴いこれ以降の紡績工場建設が原則禁止となったため、国内最後期に造られた戦前の紡績工場でもあった。取り壊し前に敷地内を見学させてもらった。広大なニコギリ屋根を見ることはできなかったが貴重な体験ができた。

愛媛県松山市北条 昭和13(1938)年 

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