新橋

西条市の古屋敷と大町新町の間・新町泉のところにかかる新橋です。現在の総合福祉センターのところにはかつて大きな製紙工場がありました。今は水都西条にふさわしい水を生かした緑地公園になっています。川沿いには広い遊歩道が整備されていて散歩に最適な場所になっています。

愛媛県西条市神拝　昭和6（1931）年

倉敷紡績北条工場

北条港から工場までの道は「クラボウ通り」と呼ばれ、北条の工業の発展を担ってきたが、2013年6月をもって閉鎖。跡地ではソーラー発電事業を行っている。

倉敷紡績創立50周年事業として立岩川の河口南の瀬戸内海に面して建てられた。約3万坪の広い敷地を持ち、電線を地中化するなど当時としては近代化の最先端の設備を誇った。国家統制令に伴いこれ以降の紡績工場建設が原則禁止となったため、国内最後期に造られた戦前の紡績工場でもあった。取り壊し前に敷地内を見学させてもらった。広大なニコギリ屋根を見ることはできなかったが貴重な体験ができた。

愛媛県松山市北条　昭和13（1938）年 

八幡浜駅駅舎

開業当時から使われているコロニアル屋根の洋風木造建築で、コンコースの天井を高くして明かり取り窓を設けた明るい作りのモダンなデザイン。改装は施されているものの開業当時の面影を残している。駅の入り口の横には乗降客にみかんの香りを楽しんでもらおうと8種類のみかんの木を植えている。

愛媛県八幡浜市江戸岡　　昭和14(1939)年

旧波止浜船渠造船所第2ドック

国内の新造船の約15％のシェアを占め、海事産業の一大集積地になった今治。中でも塩田開発に始まり、塩や資材を運ぶ海運業、造船業へと発展したのが波止浜地区だ。現在の新来島波止浜どっく（旧・波止浜船渠造船所）構内の第2ドックは昭和17年竣工。多くの近代化を担った産業遺産が姿を消す中、今も使われていることに価値がある。現役施設のため見学はできない。

愛媛県今治市波止浜 　昭和17（1942）年