2023年2月11日土曜日

新居浜選鉱場



別子銅山では採掘場が海に近づくほど、鉱石に含まれる銅の割合が少なくなってきたため、これら貧鉱からも製錬を行なうため、大正14年に当時135万円(現在の金額で30億円以上)をかけて新居浜選鉱場を建設。さらに翌年には合理化のため、東平の選鉱場を新居浜選鉱場に移設、選鉱処理能力が1日当たり900トンに増強された。別子銅山閉山後も海外から運ばれた鉱石などを選鉱していたが、2009年に操業停止、85年間の歴史に幕を下ろした。現在は建物は取り壊され、基礎の部分のみを見ることができる。

愛媛県新居浜市星越 大正14(1925)年

0 件のコメント:

コメントを投稿