2022年9月24日土曜日

東洋紡績川之石工場跡



宇和紡績(後の東洋紡績川之石工場)は、明治20(1887)年に四国で最初に設立された紡績会社で、明治22年には工場内で自家発電を行い、四国で初めて電灯が灯った事でも知られています。現在残る赤レンガ倉庫は大正時代に原綿倉庫として建てられたものだそうです。その後、紡績業の衰退で昭和35年に工場は閉鎖となり、現在は製材倉庫になっています。

愛媛県八幡浜市保内町川之石 大正時代

2022年9月17日土曜日

野間仁根画伯生家



大島出身の野間仁根画伯は、大正から昭和にかけての洋画家で、明るい色彩の瀬戸内海の油絵を得意とした。18歳で上京後もたびたび帰郷し、好きな釣りをしては故郷の島の風景を描いた。野間家は塩田と海運で財を成した庄屋で、築180年以上の生家が現存する。なお画伯の作品は吉海郷土文化センターで展示、鑑賞できる。

愛媛県今治市吉海町本庄 天保6(1835)年

2022年9月10日土曜日

御幸の橋


河辺地区に8つある屋根付き橋の一つで天神社参道にある。安永2年の架設で坂本龍馬が脱藩の際に渡ったと伝わる橋は明治19年9月の大洪水で流失。現橋は同年、氏子総出で再現されたもので欅材を使用し、屋根は杉皮葺で釘は一切使っていない。傍らに「坂本竜馬の通りし道 俳優 武田鉄矢」と刻んだ石碑がある。県の有形民俗文化財。

愛媛県大洲市河辺町北平 明治19(1886)年

2022年9月3日土曜日

旧宇和町尋常高等小学校 第一校舎


移築した旧小学校の校舎を利用して「米どころ宇和」を紹介している施設で、農作資料などが展示されていますが、近年は109mの日本一長い木造廊下を活かしたぞうきんがけレースが楽しめるとして人気の宇和町米博物館。小学生に戻って長い廊下を思いっきり駆け抜けてみませんか。

愛媛県西予市宇和町卯之町 昭和3(1928)年