2022年4月9日土曜日

旧正野谷桟橋


佐田岬半島に残る豊予要塞の軍事遺跡のひとつで、第2砲台建設の資材を陸揚げするために造られた。佐田岬灯台へ向かう県道から歩道を下るとある、漁業用とは異なる雰囲気の桟橋で、地元の人は「軍用桟橋」と呼んでいるらしい。長さ約50m、幅約5mのコンクリートと一部鉄製で計24本の円柱に支えられている。半島の先端部だけに風による波も強く、崩壊を免れるための様々な工夫も凝らされている。

愛媛県西宇和郡伊方町正野 昭和2(1927)年

0 件のコメント:

コメントを投稿