2022年4月23日土曜日

伊予鉄松前駅駅舎

明治29年に南予鉄道として開業、33年に伊予鉄道に合併し現在に至る。玄関車寄せは入母屋屋根とし、両サイドの支柱は上部を斗組みとし、円柱を下部で絞り角柱の基礎仕立てにした擬洋風の珍しい形の駅舎は、南予鉄道開業時の明治29年築という可能性があり、そうなれば県下最古の駅舎ということになるが、記録が残っていないため証明できないという。

愛媛県伊予郡松前町浜 大正11(1922)年?

2022年4月16日土曜日

千野々橋


西条市内から石鎚山方面に向かっていると、地元で「赤橋」と呼ばれている千野々橋があります。県内では現役最古の曲弦トラス橋で、かつては通行量が多かったのですが、上流にコンクリート橋が完成してからは、主に石鎚ふれあいの里の利用者などが使用しています。

愛媛県西条市中奥 大正14(1925)年

2022年4月9日土曜日

旧正野谷桟橋


佐田岬半島に残る豊予要塞の軍事遺跡のひとつで、第2砲台建設の資材を陸揚げするために造られた。佐田岬灯台へ向かう県道から歩道を下るとある、漁業用とは異なる雰囲気の桟橋で、地元の人は「軍用桟橋」と呼んでいるらしい。長さ約50m、幅約5mのコンクリートと一部鉄製で計24本の円柱に支えられている。半島の先端部だけに風による波も強く、崩壊を免れるための様々な工夫も凝らされている。

愛媛県西宇和郡伊方町正野 昭和2(1927)年

2022年4月2日土曜日

日本キリスト教団 八幡浜教会

レトロな雰囲気のゴシック建築、建物はよく整備されている。ヴォーリス建築ともいわれているが確証はない。1880年アメリカ生まれのW.M.ヴォーリズは、24歳の時に英語教師として来日。キリスト教の宣教活動をきっかけに、伝道施設の建設に携わり、その後建築家として学校、病院、百貨店など日本各地に優美な西洋建築を残した。メンソレータムで有名な近江兄弟社の創立者でもある。

愛媛県八幡浜市本町 昭和7(1932)年