あの町の古い建物
2020年6月29日月曜日
小藪温泉
小藪温泉の
湯元の発見は文久元年、温泉開業は明治9年で現在の建物は大正2年に建てられました。入母屋木造3階建てで欄干付きの回り廊下が印象的で、平成12年には有形登録文化財に指定されました。古くから湯治場として知られ、無色透明のお湯が心と体を癒してくれます。ゆっくり時が流れている感じの、山里の秘湯です。
愛媛県大洲市肱川町
大正2(1913)年
2020年6月22日月曜日
住友化学愛媛工場歴史資料館
住友銀行新居浜支店として、
住友本店別子鉱業所直営で建てられ、昭和33年まで使用された。細部まで細かな装飾が見受けられ、軒下に住友のマークも確認できる。新居浜市における産業遺産の国指定第1号。平成13年に国の登録有形文化財に認定された。内部は原形を著しく変更しないという配慮のもとで改装されている。
また敷地内には明治23年、別子開坑200年を記念して立てられた石碑
「惣開の碑」
がある。
愛媛県新居浜市惣開町5丁目 明治34(1901)年
2020年6月14日日曜日
萬翠莊
松山市中心部の城山の麓に位置し、深い緑と静けさが建物を際だたせている。大正11年に松山藩主の松平定謨氏の別邸として、木子七郎の設計で建てられた。外観はフランス風だが内装は迎賓館を思わせる造りで、旧藩主の偉容を今に伝えている。現在は愛媛県立美術館分館・郷土美術館として利用されている。
愛媛県松山市一番町3丁目 大正11(1922)年
2020年6月7日日曜日
佐田岬灯台
岬の付け根から先端まで50kmを超す
日本一長い佐田岬。
眼下に瀬戸内海と宇和海を見下ろせる風光明媚なドライブコース
の先端にそびえ立つ白亜の
佐田岬
灯台
。豊予海峡を挟んで九州の大分県・佐賀関まで直線で15kmしかなく、天気が良ければ九州の山並みまで見渡せます。
平成10年に「日本の灯台50選」に選ばれました。
愛媛県西宇和郡伊方町正野 大正7(1918)年
2020年6月1日月曜日
上浦・樋の輪跡
海岸線と塩田跡が接する堤防沿いに築かれた石積建造物。塩田の余水排出を主な目的として築かれ、その外側を半円状に張り出した延長8.5メートルの石造壁が、海水の出を確保しつつ風浪による樋の損傷を防ぐ。瀬戸内海の島嶼部では、古くから製塩業が盛んであった事から入浜式塩田の石積みや堤防、樋の輪が今も残り、懐かしい瀬戸内独特の景観を醸し出している。国の指定
登録有形文化財
。
愛媛県今治市上浦町井口 明治10(1877)年頃
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