上朝倉地区は朝晩の寒暖差があり水もきれいで冷たく、おいしい米がとれることで知られている。その源となっているのが朝倉地域を貫く頓田川だ。頓田川水系には30数か所の井堰が残され、今も地域の農業に貢献している。天皇堰は朝倉を代表する井堰で、現存する石積みは昭和10年代のものとされている。愛媛県今治市朝倉南 昭和10年代
昭和初期に建てられた内科及び外科病院で、二階建ての建物は病院と自宅を併設していた。閉院後長らく空き家だったが、近年改修され現在は古民家モールとして活用。当時の面影が残る診療室や病室には、雑貨店など様々なテナントがオープンしている。写真は改修前。愛媛県大洲市大洲 昭和10(1935)年
日本一美しいといわれるコンクリートアーチ橋が西条市にある。石鎚登山ロープウエイ乗り場から少し先にある大宮橋だ。橋長42.9m、幅員4mの鉄筋コンクリート開腹式アーチ橋で、アーチリブと道路床板をつなぐ支柱上部の装飾や、支柱間のアーチなどのディティールは、まるでヨーロッパの回廊を思わせる美しさだ。そのデザイン性の高さと歴史的価値が評価され、平成17年に土木学会選奨土木遺産に認定。経年劣化が進んでいたため、令和元年に補修工事(最後の写真)が行われた。愛媛県西条市西之川 昭和2(1927)年
佐田岬半島にはかつて日本軍の豊予要塞があり、今も戦争遺跡がたくさん残っている。佐田岬灯台への遊歩道の途中には、旧日本陸軍の佐田岬砲台を統括する司令部が置かれ、発電施設と炊事場などがあった。戦後にキャンプ場として転用された。山肌に埋め込まれた探照灯の発電施設は売店になり、給水所や砲台官舎、病舎などがバンガローの位置にあったそうだ。現在バンガローはすべて撤去されている。愛媛県西宇和郡伊方町正野 大正~昭和