今治市の小島といえばまず砲台跡が思い浮かぶが、船着場周辺の石積み岸壁も必見で、布積の岸壁は軍事要塞となる際に造られたもの。2度の芸予地震(明治38年、平成13年)でもビクともしない頑丈な造りとなっている。船着場で目を引くのが28cm榴弾砲だ。これはNHKドラマ「坂の上の雲」撮影のために忠実に復元されたレプリカで、撮影後に松山市を経て今治市が譲り受け、ゆかりの地である小島に設置された。
愛媛県今治市小島 明治32(1899)年頃
愛媛県今治市小島 明治32(1899)年頃
愛媛県松山市北条辻
現在は八幡浜市に有するが、明治期には鉄鉱山や海運などで栄え、県内初の銀行や、四国初の紡績会社や電灯が点灯されるなどの歴史をもつ保内町。そんな保内町川之石地区を少し歩けば、今も日常の風景の中に赤レンガの外壁があったりして、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる。赤レンガは西洋文化の象徴的な建材として取り入れられ、関東大震災までに全国的に広まった。
愛媛県八幡浜市保内町川之石 明治・大正期