梅美人酒造

 

洋風の銀行と見間違えそうな八幡浜市の梅美人酒造事務所。鉄筋コンクリート造りに見えますが、通りから見える正面と側面にタイル張りの外壁を建てて洋風に見せる「看板建築」とよばれる木造建築。酒蔵の白壁の一部には、戦時下の緊張を今に伝える白黒の迷彩模様が残っています。青空に映える煉瓦煙突は、昔は海からも見えたという八幡浜のシンボル的存在だったそうです。酒造蔵や絞り機は、今も大切に使われているそうです。また敷地内に残る昭和6年に建てられた5つの建物が、国の登録有形文化財に指定されています。

愛媛県八幡浜市　大正5（1916）年

内山商店

醤油屋として建てられた店舗兼住宅の内山商店。中央の半円形のアーチ部にはメダリオン、庇の下には「内山」のマークがありました。

愛媛県宇和島市津島町岩松　昭和4（1929）年

日本キリスト教団 川上教会

旧川内町南方にある旧日本メソジスト教会です。

愛媛県東温市南方　昭和9（1934）年

第二夫婦岩橋梁

夫婦岩公園を分け入るようにかかるアーチ式鉄橋で、愛媛県下の国鉄で最後にレールが敷設された場所でもある。着工は昭和14年、大東亜戦争開戦により工事は一時中断したが、戦争末期に本土への米軍上陸の防衛のため緊急に鉄道が必要とされ、陸軍鉄道連隊一個小隊が人海戦術により完成した。戦時下の狂気を今に残す貴重な戦争遺跡。

愛媛県八幡浜市若山　昭和20（1945）年