幕末の頃には全国に100基あまりあった燈明台は、和式灯台とも呼ばれ明治時代に洋式灯台が築かれるまで灯台の役割をしていた。波止浜港の燈明台は花崗岩の切石を積み重ね、塔身部に金毘羅大権現の文字を刻み、航海の安全を託す当時の波止浜町民の海事関係者の思いが込められている。港からは来島、小島、馬島を結ぶ渡船が出ており、2019年12月からは地元の篤志家が自費でLEDを点灯させている。
愛媛県今治市波止浜港 嘉永2(1849)年
愛媛県今治市波止浜港 嘉永2(1849)年
愛媛県喜多郡内子町内子 明治22(1889)年