2021年2月28日日曜日

旧白楊会館

白楊会館は愛媛女子師範学校の同窓会館的施設として昭和9年に建てられました。戦争のため昭和18年に廃校になりましたが、建物は卒業生たちによって様々な用途で守り続けられてきました。しかし年月と共に利用される事もなくなり、忘れ去られた存在になっていたところ、2020年にカフェとしてリニューアルオープンしたそうです。洋風建築の外観からは、当時の女性の先進的で優雅な佇まいが感じられます。写真は2009年12月

愛媛県松山市須賀町4 昭和9(1934)年


2021年2月22日月曜日

泉寿亭



住友の屋号「泉屋」を「寿(ことほ)ぐ」館として、住友各企業の迎賓館として建てられた。杉・檜をふんだんに使った京風数奇屋造りの純和風建築。昭和15年には惣開海岸近くにあった接待館を別館として移築し、旅館・接待館として利用された。平成2年に老朽化などのため惜しまれつつ閉館したが、玄関と客室の一部はマイントピア別子へ移築された。泉寿亭跡地は別子銅山記念図書館として多くの市民に利用されている。

愛媛県新居浜市立川町 昭和13(1938)年

2021年2月15日月曜日

旧白石和太郎洋館





明治時代に建てられた左右対称の擬洋風建築です。内部に入ると、玄関の天井飾りには世界地図・2階の天井飾りには果物カゴの形が施されています。ガラスは建築当時の物で、よく見るとヒズミがわかります。緑色の塗りも当時のままで、ペチカや柱頭飾りなど、建物全体に美事な左官・大工技術を見ることがでます。1993(平成6)年、当時の保内町が買収しました。

愛媛県八幡浜市川之石 明治30年代


2021年2月7日日曜日

石土神社の高灯籠

式年祭を記念して造られた灯籠で「式年祭記念燈」と記された地域のランドマーク。高さ約9.5m、下部直径約1.5mのコンクリート製で、塔頂部にコンクリートでかたどった宝珠・笠・四面開放の火袋を頂く。巡礼登山道の途中にあり今なお常夜灯として親しまれている。登録有形文化財(建造物)

愛媛県西条市小松町妙口 昭和6(1931)年